ビールという存在(社会人編②)

ビールエッセイ

こんばんは。今日も皆さん無事に酔っていますか〜?

さて、前回の社会人編にて大学院のことを触れましたが、通学している間に、クラフトビールについて詳しくなりました。その背景について綴るので、お酒を片手に楽しんでいただけると嬉しいです!

きっかけは大学院の「論文」テーマにクラフトビールを選んだこと

社会人大学院なので、学生といえどもみんな仕事をしています。一部の方は自営業でしたが、大半は会社員でした。学生それぞれが日頃仕事で課題に直面しているので、解決の糸口を探したいわけです。

かくなる私も課題意識を持って、気合十分で入学したわけです。ちなみに、卒業要件は「論文」を書き上げることなんですよね。(論文と聞いて苦い思い出が蘇る方も少なからずいるはず。笑)テーマは自由なのですが、基本的には皆さん、ビジネス上で抱える課題をここにぶつけることで「解」を見つけようとします。大学院は2年間なので、1年目が終わろうとするときに論文テーマを決めます。

私はその時に、思い切って大好きなクラフトビールについて研究することを決めました。ちなみに、好きなものをテーマにする学生は少数派でした。

それからというもの、クラフトビールをテーマとした論文を書き上げるために、調査の日々が始まります。ちなみに、テーマを決めたのは良かったのですが、当時クラフトビールについて詳しかったのかというと、全くそんなことありませんでした(笑)むしろ逆で、「いろんな種類があって美味しくて楽しい飲み物」という認識でスタートさせました。今思うとやや無謀な挑戦でした。

ただ、走り始めてしまったからには後戻りはできない。

ネットを検索しクラフトビールについて調査する日々。大学院仲間の提案でキリンビール工場でビールづくり体験をしたり、クラフトビール講座への参加のみならず、実生活の中でもクラフトビールを買って飲み始めました。

ただ、それだけでは論文を書き上げる材料として十分とは言えない。やはりインタビューが必須だなあと考えていた時、「常陸野ネストビール」の存在を知りました。日本酒づくりで開業した木内酒造(茨城県)がつくるクラフトビールらしいということで、まずは週末に木内酒造を訪問してみようと思い、本店のある常陸鴻巣まで足を運びました!

店舗へ伺い、早速常陸野ネストビールを注文してバーカウンターで飲んだり、お土産コーナーにある木内酒造のお酒たちをワクワクしながら選んでいたその時です。

木内さんが店舗にいらっしゃったのです!

すかさず、ご挨拶に伺いました。大学院でクラフトビールの研究をしているものですと自己紹介し、名刺交換をさせていただきました。これが、後に度重なるインタビューに快く対応下さった木内さんとの出会いでした。

研究のために、木内酒造さんの他に、COEDOビールの協同商事さん、デビルクラフトさん、さぬきビールさんにもインタビューをさせていただきました。私の拙い質問に向き合ってくださり、本当に感謝です。

クラフトビールというディープな世界をもっと知りたい

そんなこんなで、大学院時代に論文のテーマを好きという理由だけで「クラフトビール」にしたのがきっかけとなり、今や私を構成するアイデンティティの一部となっていきました。

最初の入り口は、イタリアンレストランでのシェフやソムリエの食やお酒に向き合う姿勢に感動したことから、料理やお酒のもたらす美味しくて人を幸せにする世界観に足を踏み入れ、そこからお酒の多様性の楽しさに触れ心が豊かになる実感があり、食・お酒という大人の魅惑の世界に足を踏み入れたわけです。

クラフトビールの世界も非常にニッチかつディープで、当然ながら全てを掴み切れていません。大学院を卒業した今でも、もっと知りたいという欲求があります。だからこそ納得するまで学び続けていこうと思います。同時に、クラフトビールの魅力を世界中に発信したいという想いからブログも始めたので、一緒に勉強しながら、楽しみながら、皆さんと一緒に豊かな人生にしていきたいと思っています。

これからの記事もお楽しみに!ありがとう乾杯!

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